2021年6月
北杜市内で個別の問題案件に取り組んでいる個人・グループが集結し「太陽光パネルの乱立から里山を守る北杜連絡会」(通称:里山連絡会)を結成しました。
以後、メンバーでアイデアを出し合い、試行錯誤しながら問題解決のための活動を続けています。
太陽光パネルの乱立は、景観の問題に加え、土地の保水力低下による災害の懸念があります。
また、住宅の真横にパネルが設置されることも多く、家の周囲をパネルに囲まれた例や、
盛り土した設備に囲まれたために雨が住宅に浸水し、全戸が転居を余儀なくされた場所もあります。
住民の我慢と泣き寝入りの上に成り立つ再エネ推進には疑問しかありません。
市内の問題の多く(約97%)は、分割案件と呼ばれ、大規模事業を意図的に小分けすることで
様々な制約から逃れているものです。
投資目的で市外県外から参入し、地域住民の暮らしを顧みず、長期の事業に対する責任意識も
薄い事業者がほとんどです。
小規模でも集まれば 実質メガソーラーであり、分割案件を放置して野放図な設置を許せば、
自然環境・生活環境への悪影響は計り知れません。
現にパネル火災、ぼや、飛来事故、土砂流出、浸水、気温上昇等が身近なところで起きています。
設置のピークは既に過ぎたとはいえ、対策を行わない限り、今後も問題のある設置は続きます。
私たち「太陽光パネルの乱立から里山を守る北杜連絡会」は、各々が個別案件に取り組みつつ、情報交換を行い、
緩やかな連合体として市への条例改正を働きかけ、具体的な問題の解消、改善を目的として活動しています。
「全国再エネ問題連絡会」にも参加し、全国の仲間とも連携しています。